怒らない生活はとても楽
はじめに
みなさんは日常生活でどのくらい起こることがありますか?
過去の私は実は毎日、怒ってばかりでした。
子供に向かって
「怒りたくて怒ってるんじゃないんだからね、もう!」と
言っている自分。
ふと気付きました。
“怒りたくないなら怒らなければいいじゃん…..”
それから、怒らないようにするにはどうしたら良いか、
日々考えるようになりました。
いろいろ試してきた結果、
数年間怒らずに子育てが出来ています。
(現在 高1&中1男子)
怒らなくなって母子共に非常に良い影響があり、
毎日を気分良く過ごせるようになり、
子供の成績が驚くほど上がりました。
親子喧嘩も全くありません。
怒らないことは自分のメンタルを良好に保つのにも
他者との良い関係を築くにも大変良いメリットがあります。
そこで今回は、“怒り” についてまとめます。
怒りの感情コントロールでお悩みの方に、
少しでも役に立つことがあれば幸いです。
怒りの脳内・体の反応
怒りは脳内の扁桃体という部分で起こります。
扁桃体が自分への脅威を察知すると、
ストレス反応を起こすホルモン、
アドレナリンが分泌され、心拍数も上昇します。
怒りのメカニズム
「○○すべき」「〇〇のはずだ」
「きっと〇〇だろう」という
自分の中にある理想や価値観とは
違う出来事に遭遇したときに怒りが発生します。
今まで培って大切にしてきたことが
覆されることを恐れた感情であり、
「自分を守るため」の防衛反応のようなものとも言えます。
すぐ怒らないためにできること
怒りのメカニズムを細分化してみると次のようになります。
このようなステップになっています。
しかし多くの場合、予想外の出来事に反応し、
怒りに到達する間の過程(驚き・失望・恐れ)は
意識されていません。
まずは「自分は予想外の出来事に対し、
驚いているんだ」という感情を客観視します。
驚きや失望の感情が生まれたことに気付き、
その先の恐れに行かなければ
怒ることを防げるようになります。
大ベストセラー「反応しない練習」は
様々なことにすぐ反応してしまい、苦しんでいる方へ
とてもオススメの1冊です。
過去私もすぐ反応して苦しんでいた1人です。
この本を読んで、すぐ物事に反応しないこと、
自分の感情を客観視することを心掛けました。
そして「どんな自分でありたいか」
(怒らない自分)をイメージすることで、
物事に対して驚き・失望までの感情で
とどまることができるようになりました。
怒ったところで問題は解決しない、
むしろマイナスに働くことのほうが大きいこと、
怒ることでのデメリットを理解できていると、
そこにエネルギーを使うのはやめよう、と思えます。
また「自分と全て同じ考えの人は決して存在しない」
ということが腑に落ちていると、
予想外の出来事にも冷静に対処しやすくなります。
とはいえ他人の言動に「うわー…ないわー…」と
思うことも正直あります…😅
しかしそれをどうにかしたいとか
変わってくれないかなとは思わなくなりました。
自分の価値観にはない言動で
ともすると怒ってしまいたくなる相手を
「わ!こんな人いるんだ!すご!」と
面白がってしまうテクニックを聞いたことがあります。
相手を客観的に見て、影響されないどころか
笑いに変える、ポジティブで良い方法ですね。
怒りっぽい人の特徴
- 心と時間にゆとりがない
- 固定概念に固執している
- こうあるべきという信念が強すぎる
- 完璧主義者
- ストレスを抱え込んでしまう
- 自己受容出来ていない
- 承認欲求が強い
- 自分を客観視する余裕がない
自分に厳しく頑張りすぎて、
いっぱいいっぱいになってしまう人が
怒りっぽい人の特徴のようです。
過去の自分です…反省。
真面目な日本人に怒りっぽい人が多かったり、
批判的な人が多くいるのは分かる気がしますね。
もう少し肩の力を抜いて、リラックスして生きましょう。
怒らないことのメリット
- 心穏やかに過ごせる
- 疲れにくい
- 時間が無駄にならない
- 好循環が生まれる
- 好印象
- 周囲から信頼される
怒ってはいけないのか?
生きていれば予想外の出来事に遭遇するのは当たり前。
怒ってしまう自分も一旦まずは認める、
しかし怒ってしまった自分に嫌気が刺したり、
自己嫌悪に陥るくらいなら、怒りの反応を減らした方が
生きやすくなると私は思います。
さいごに
怒る習慣が長年染み付いてしまっている場合、
怒らないようになるには、コツの習得と継続が必要です。
すぐに反応せず自分の感情を客観視すること、
これを意識し実践していれば
少しづつ良い変化が起きます。
怒らない生活は本当に心が穏やかで楽です。
“怒り”の感情にお悩みの方は
ぜひお試しいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
何か少しでも気付きやヒントになれば幸いです。