受験の時に親が心がけると良いこと⑤本人の特性に合った学習スタイルを見つける

高校受験

みんなに同じ方法が合うわけではない

塾に行くのが一般的だけれど

結論から言うと、

長男は塾に通わず超難関私立高校に合格しました。

正直、塾に通った方が良いのでは?と

本人が迷っていることが数回ありました。

 

本人が行きたいと言えば行かせるつもりでしたが、

塾に行くことのメリットとデメリットについて

話し合った結果、通わない決断をしました。

 

塾に行かないという決断をしたからには

塾に行くことで得られるメリットの部分で

協力できることは最大限協力しようと心掛けました。

 

そのことで親子の信頼関係を築くことが出来、

受験期間が本当に充実したものになり、

良い思い出となっています。

 

決して塾を否定しているわけでも

行かないことをおすすめしているわけでもありません。

 

しかし、受験期間を親子共々辛いものにしないために

じっくりと自分たちに合ったスタイルについて考えることは

非常に有益なことだと思います。

 

 

塾に通わず超難関高校に合格出来た
長男が使用していた通信教材はこちら↓


 

塾に通わないメリット

・時間と労力の節約

塾への行き帰りだけでも

時間とエネルギーを消耗しますよね。

塾へ行く準備、時間管理等、親の負担も発生します。

ナーバスな時期に、その擦り合わせを

親子でスムーズにこなすのは私には正直困難に思えました。

 

困難な状況=穏やかな気持ちで過ごすことは難しい=

良い結果にはつながらない、

というイメージを強く持ちました。

 

「気分の良さで選ぶ」

このマインドは常に私が心掛けていることです。

不安や心配からの行動は

焦りや空回りになりやすいからです。

塾に行かないことが、息子にとっても

私にとっても「気分が良い」ことだと思い、

そのスタイルを選択しました。

 

・自己学習の自由度

自分のペースや学習スタイルに合わせて、

学習の進め方やスケジュールを決めることができます。

 

学校から定期テスト前に学習計画表が配られ、

それに沿って学習を進めることで良い結果が得られ、

成功体験として脳に刷り込まれたようです。

 

定期テスト以外の時にもスケジュール表を作って

学習を進めるようになりました。

 

塾に通わない場合、自己管理能力を養う必要があります。

自分自身で学習計画を立て、実行することで

時間管理や目標設定のスキルを向上させることができます。

 

ただ人は指図されて、出された課題をこなす方が楽です。

ですので何度か本人が「全て自分で考えて決めるのが辛い」

と言うことがありました。

 

しかし「自分で決めて行う」という経験は自信につながり、

面接ではアピールポイントに出来たようです。

 

・独自の学習方法の開発

自分自身で学習方法や戦略を練るようになります。

言われた通りのことをこなすのに精一杯だと、

それを考える余裕はないかも知れません。

 

自分に合う方法をトライ&エラーで見つけていました。

YouTube上に効果的な学習方法についての情報を

解説している動画がたくさんアップされているので

それを試し、良い方法は継続して行なっていました。

 

・独自の興味関心にフォーカス

自分の興味や関心のある分野に重点を置いて

学習することができます。

自由な学習環境で自分の好きな分野に集中することで、

学びの喜びや意欲を高めることができます。

 

課題などのタスクばかりに追われるのではなく、

興味関心から学ぶことで、

「勉強すると知りたいことが知れて楽しい」という

感情が培われました。

 

・経済的負担の軽減

塾に通うことは一定の費用がかかりますが、

塾に通わない場合はその負担を軽減することができます。

家計の負担を減らすことができるため、

経済的なメリットがあります。

 

長男は通信学習+市販の問題集、過去問で学習しました。

塾代と比較するとかなり節約出来たと思います。

 

塾に通うことで得られるメリットとそれに対する私の見解

・学習サポートと指導

塾は専門の講師や教師が授業や学習サポートを

提供してくれます。難しい科目や問題を

理解するための解説や質問に対する回答を

得ることができます。また、受験対策や勉強のコツを

教えてもらうこともできます。

 

私の見解

個別指導ではない場合、きめ細やかな指導が可能なのか、

また聞きたいタイミングで質問できるのかが疑問点でした。

 

・学習モチベーション

塾では他の生徒と一緒に学習することが多いため、

競争意識や刺激を受けることができます。

クラスメートや友人との交流を通じて、

学習意欲やモチベーションを高めることが

できる場合もあります。

 

私の見解

意欲やモチベーションにつながる場合と

一方で、残念ながらそうではない影響を

受ける可能性もあります。

 

・定期的なテストや模試

塾では定期的にテストや模試が行われます。

これにより、自分の学力を測ることができ、

受験に必要なスキルや知識を

定期的に確認することができます。

 

私の見解

一番、長男が欲していた情報はこれでした。

塾だと必要な模試のスケジュールが管理されているので

任せておけば良いようですが、

ネットで調べて個人で申し込むことも

全く問題なく出来ました。

 

また、個人で試験会場に行く練習にもなり、

受験の頃までに、自分で交通手段を調べ、

あちこち一人で行けるようになったのも良かった点です。

 

・受験情報やアドバイスの提供

塾は受験に関する情報やアドバイスを提供してくれます。

志望校の選択や出願の手続き、面接対策など、

受験に関する重要な情報を得ることができます。

 

私の見解

必要最低限の情報は学校で教えてくれます。

通信教材のスマイルゼミからも、

時期に合ったアドバイスが親へメールで配信されます。

 

また、知りたい情報はネットで検索すると

かなりの情報が得られます。

 

・学習習慣の養成

塾に通うことで、定期的に学習する習慣を

身につけることができます。

塾の授業や宿題の締め切りに合わせて学習することで、

自己管理能力や時間管理のスキルを

身につけることができます。

 

私の見解

学校の宿題や塾の課題をこなすことで

勉強量は確保できると思いますが、

「やらされている感」を感じてしまうことが

多いのではと感じます。また、課題をこなすのに

時間的にも体力的にも苦痛になるのでは、と思いました。

 

自由な時間があることで、自分に何が必要なのかを

本人が考えて見出していたので

時間の余裕は大切だと感じていました。

 

 

さいごに

塾に行かなかったことのメリットを

たくさん連ねてしまいましたが、

本人に合う勉強のスタイルは人それぞれ違います。

 

ですので受験の時期をどのように過ごすのが

子供にも親にもベターなのか、

よく考えて決めるのが良いと思います。

 

“無理に勉強を強いること”だけはお勧めしません。

逆に勉強したくなくなってしまいます。

 

勉強がしたくなるために親ができることを

他の記事でまとめています。

良かったら、読んでみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

何か少しでも気付きやヒントになれば幸いです。

子育てとクリティカルシンキング 常識を疑ってみる
クリティカルシンキングとは「それは本当に正しいのか?」と疑ってみることで より良い答えや解決法を導き出す思考法です。 常識や前例が必ずしも正しいとは限りません。 自分の頭で考え、自分に最適な方法を見つけ出すのに役立ちます。