はじめに
2023年、コロナが落ち着き、外国人旅行客が急増しました。
街で外国人の方を見かけることがかなり増えたと感じます。
円安で旅行しやすいという理由もありますが、
日本を良いと思ってもらえるのはとても嬉しいことです。
海外の友人(文通アプリSlowlyの文通相手)が
日本を訪れた際、「おもてなし」の質の高さに驚き、
そして心が温まったと手紙に書いてくれていました。
旅館での夕食の際、
お箸の持つ方を左にして置いてあったとの事。
チェックインの時、左利きであることを
さりげなくチェックしてくれていたんだと知って、
感激したと書いてありました。
手紙を読んで私の心も温まり、日本の伝統って良いな、
世界に誇れる文化なんだな、と嬉しくなりました。
日本人が
「自分の国には良いところがたくさんある」と
誇りに思うことが出来たら、
もっと良くなっていくのではと感じ、そう願っています。
そこで今回は、日本の「おもてなし文化」について
まとめてみたいと思います。
おもてなしとは
- 対価を求めない心でもてなすこと
- 相手を尊重した気遣い
- 単なる礼儀作法やマナーではない、真心
海外ではもてなしに対してチップを払う文化がありますが、
日本ではチップも不要なのに
おもてなしやサービスがきめ細やか、
丁寧で行き届いており、
外国の方々から驚かれ、喜ばれているようです。
おもてなしが根付いた背景
神様への「おもてなし」が儀式として続けられたことと
深い関係があるそうです。
目には見えないものに対しても敬意を払う(神や祖先)
裏表なく、見えないところでもきちんとする(徳を積む)
現代ではあまり聞かないかもしれませんが、
「お天道様が見ていますよ」という言葉を
ご存知でしょうか?
誰かに見られていなくても悪いことをしてはいけない、
善い行いをすることが大事、と
自分を律することを思い出させてくれる言葉です。
おもてなしの基本中の基本
- 挨拶
- 相手を不快にさせない態度
快を与えるより、
まず不快な印象を与えないことが何より大事です。
その上でプラス、さりげない気遣いがあると
相手の心に響くのだと思います。
心からのおもてなしをするために
相手に心からのおもてなしをするには、
自分が相手に差し出せるだけの
心の余裕・ゆとりが必要です。
自分の心が満たされていれば、
「してあげている」ではなく
「してあげたいからしている」
「してあげることで自分も気分が良い」と
思えるのではないでしょうか。
それにはまず自分を自分でもてなす、
日々、自分自身を不快にさせない心掛けが
大切だと思います。
さいごに
「おもてなし」と聞くと
お客様を相手にする場面をイメージしますが、
家族や身近な人、自分自身に対しても
優しい気遣いをしてあげたいですね。
古くから根付いてきた日本の良い文化が
廃れず受け継がれていきますように。
最後までお読みいただきありがとうございます。
何か少しでも気付きやヒントになれば幸いです。