HSPを生きやすさと強みに変える
はじめに
HSPだと生きづらいというイメージを持たれている方が
多いかもしれません。過去、私もそうでした。
しかしHSPの特性の良い面に注目してみると、
意外とメリットが多く、強みとして活かせるという情報も
昨今増えてきています。
HSPの特性をよく知り、
特性に合った環境を自分で整えることで
むしろHSP以外の人が持っていないスキルや、
独自性の高い発想、視点を活かすことが出来ます。
そこで今回はHSPの性質を上手く
コントロールできるようになる方法をまとめたいと思います。
HSPの刺激に対する反応
メンタリストDaiGoさんはHSPの刺激に対する反応を
分かりやすく、次のように例えていました。
HSP以外の人…100ある刺激に対して、反応が5
HSPの人…100ある刺激に対して、反応が90以上
HSPが敏感というのは
裏を返せば HSP以外の人が鈍感とも言えますね…。
HSPはそれだけ《気付ける能力が高い》ということです。
とはいえHSPはたくさんの情報を
脳に入れる性質があることによって、
情報を処理しきれなくなった時に辛くなってしまいます。
たくさんの情報により、注意力が分散してしまうので
それをどう集中させるか次にご紹介いたします。
環境アセスメントの実施
アセスメント「assessment」…評価、査定。
人や物事を客観的に評価・分析、事前に対策をすること。
家・学校・会社・通勤通学中の状況など、
自分の身の回りを観察し、
どんな刺激で気分が落ち込むかを書き出します。
環境アセスメントの目的
嫌な刺激に対して心構えが出来ていれば、
避ける準備ができる。
始めから分かっていれば対処しやすくなる。
我が家の例ですが、
平日の主人は戦闘モードに入っているようで、
攻撃的なオーラを発しているので、
なるべく余計な発言はしないように
心掛けています…(苦笑)
自分のメンタルを守るためです。
環境アセスメントのやり方
思考より五感を使って、
日常の身の回りの刺激を感じてみます。
悪い刺激、良い刺激、どちらも書き出してみます。
使う五感の順番はこちら↓
①視覚 ②聴覚 ③嗅覚 ④触覚 (味覚は使いません)
刺激の強い順です。
<家の中の刺激の例>
①視覚
良い刺激…好きなインテリア、観葉植物、趣味の物
悪い刺激…片付けようと思いながら放置している物
②聴覚
良い刺激…静かな空間、好きな音楽、鳥のさえずり、雨音
悪い刺激…騒々しい音、時計の音、TVやラジオの不快な報道
③嗅覚
良い刺激…アロマ、入浴剤、お香、シャンプーの香り、
美味しそうな食事の匂い
悪い刺激…ゴミの匂い、ペットの排泄物の匂い
④触覚
良い刺激…着心地の良い服、感触の良い寝具
悪い刺激…締め付けの強い下着、手入れ不足の髪や肌
家だけでなく、過ごす時間の多い場所についても
書き出してみます。
環境アセスメントを活かす
リスト化→分析→悪い刺激を減らすための
具体的な対策を考える
良い刺激TOP3をピックアップ
悪い刺激を避けていても、全て取り除くことは不可能です。
ですが自分にとっての良い刺激を把握しておくことで、
落ち込みそうになった時、
挽回する手段として使えます。
HSPはネガティブなことに囚われやすいですが、
良い刺激を意識して増やすことで、
ポジティブにくつがえすことは簡単にできると
DaiGoさんは仰っていました。
私がとある先生に教わった、
嫌な感情が出てきた時に有効な方法が
今回の内容に通じるのでご紹介します。
近い過去の、すごく嬉しかった時のことを思い出し、
その時の体の感覚を思い出してみる、という方法です。
そうすると頭だけで考えるより、
体全体の状態を高揚させることができ、
気持ちが切り替わる効果を感じました。
ぜひ試してみてください。
さいごに
HSPのマイナスな部分よりも
プラスの面に目を向けてそれを活かそうとすることは、
HSPとは関係ない場合でも
有用な考え方・心の持ちようです。
少数派が肩身の狭い思いをするような風潮が
残念ながらまだまだありますが、
希少性の高い能力に誇りを持って生きても良い
と私は思っています。
自分の特性をよく知り、
自分に無理をさせない生き方を選択して、
できるだけ心を楽に生きていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
何か少しでも気付きやヒントになれば幸いです。