環境を整える
はじめに
世の中、学歴が全てではない、
むしろ個性や独自性、
専門的なスキルが重要視されている昨今。
しかし机上の勉強だけでなく、
様々な知識を身につけることは、
生涯、人生を豊かなものにしてくれます。
「学ぶことは楽しい」という感覚を
学生時代に身をもって体感することが
その後の人生での
知識欲や行動意欲につながると思います。
受験勉強で培った “努力のプロセス” は
決して無駄にならない
そう、息子の受験を通して感じました。
では、お子様が受験勉強に励む期間に
親が出来ることは何でしょうか。
勉強したくなるにはどうしたら良いでしょうか?
息子と自分との経験を通し、良かったと思うことを
役に立ったことを書き留めていきたいと思います。
頭(心)の中の状態と部屋の状態
整理整頓された環境は心の状態に
ポジティブな影響を与えるとされています。
片付けや整理は、頭(心)の中の整理にもつながります。
整然とした空間は気持ちを落ち着かせてくれます。
一方、物が多いと集中力が散漫になります。
勉強しようと思っていたけど、片付けてからしよう!と
片付けているうちに時間がなくなってしまったり、
マンガが近くにあったらつい読んでしまう…なんてことは
よくある話ですよね。
ですので視覚情報を減らして気が散る原因を減らす、
集中出来るように部屋を整えること、
これが親がしてあげられる良い環境づくりです。
とはいえ忙しい毎日やストレスの多い状況に
直面している場合、日々の生活をこなすのに精一杯で
片付けや整理整頓まで手が回らなくなってしまうことも
多々あると思います。
学校からたくさんプリントをもらってきたり、
学用品が散乱していたり…
うっかりするとすぐに散らかってしまいますよね。
毎日整えるのが大変だったら週に1回でも、
もしくは5分だけを毎日とか
自分に合った無理のない方法で行えば良いと思います。
リセットして綺麗な状態に戻すと
親自身の頭と心もスッキリして気分が良くなり、
子供への接し方も違ってくるはずです。
東大生のリビング学習
『東大脳の育て方』(主婦の友社刊)によると、
東大生の83%がリビング学習をしているそうです。
リビング学習は勉強とそれ以外の境界をなくし、
生活の一部のようにする効果があると
監修者で脳科学者の瀧靖之氏は述べています。
「さぁ今から勉強するぞ!」と
気合いを入れてからやるのでは
毎回気合いを入れなくてはなりませんし、
気合いが入らない時はやめよう、ってことになりますよね。
疲れている時はもちろん身体の方が大事なので
無理に気合いを入れることはオススメしませんが、
“気合いなんてなくても勉強するのが普通”のような
状態であれば、毎日歯を磨くことのように習慣になります。
小学生低学年の頃、うちの子供達は
ダイニングテーブルで宿題をしていました。
今はリビングに子供達の机があり、
主にそこで勉強しています。
分からないことをすぐに調べられる環境
インターネットで有益な情報が
いくらでも手に入る時代です。
これを勉強に上手く利用しない手はありません。
受験勉強となると難しく、聞かれても答えられないことが
たくさん出てくると思います。
聞かれた時に「分からないわよぉ」
「先生に聞いて」って言いたくなるかもしれませんが、
調べれば大体のことがネット上に出ています。
難しい問題の解き方や良い勉強方法なども
YouTubeに山ほどアップされています。
分からないことを後で先生に聞こうと思っても
忘れてしまったり、聞きそびれることもあると思います。
疑問点はすぐに調べて、スッキリ解決出来るように、
「調べてみよう」と言って一緒に調べてあげたりすると、
そのうち一人でも調べて解決するようになります。
さいごに
勉強をするかしないかは本人次第、
力づくでさせても良い結果につながることは
ほぼないと言っても過言ではないと思います。
いかに気分良く、勉強したい環境を整えてあげられるか、
親自身が取り組めることに、
まずは取り組むことが大事です。
子供の立場になって考えることも大切です。
自分がどのような環境だったら自然と勉強したくなるか
イメージしてみると良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
何か少しでも気付きやヒントになれば幸いです。
応援しています!